私は、義孝に言った。
「進めるときは、迷わず進みましょう。振られることを怖がっていたら、何も始まらないし、結婚にもたどり着きませんよ」
さらに、亜由美はポイント、ポイントで自分の気持ちをきちんと伝えてきた。
「私は、結婚するなら義孝さんだと思っています。もしも私を選んでくださるなら、真剣交際に入りませんか?」
彼は、この言葉を聞いて、心のそこからこの関係に安心感を得たようだった。
そして、そこから1カ月後のこと。
「私の気持ちはもう決まっているので、義孝さんの気持ちが決まったら、プロポーズをしてください」
この言葉に自信をもらった義孝は、5月に入り、すぐにプロポーズをした。
ご縁を引き寄せる法則は、まずは淡々と前に進むこと
結婚の報告にやってきた義孝に、私は言った。
「このたびは、おめでとうございます。義孝さんの素晴らしかったところは、私に一度も愚痴をこぼさなかったことですよ。交際がダメになっても、『わかりました。次に行きます』と、前に進んでいた。だから、今回のご縁に巡り合えたのですよね」
私の言葉に、義孝は照れながら言った。
「いや、でも、本当に婚活がつらいと思ったことがなかったからです。僕はこの年にして、恋愛初心者だし、たくさんの失敗を重ねたことで学んだことも多かった。そういう自分に、亜由美さんのように積極的に道筋を作ってくれる女性が現れて、結婚まで至った。これがご縁なんですね」
ご縁を引き寄せる法則は、まずは淡々と前に進むこと。愚痴の多い人間は、婚活がうまくいかないことを周りのせいにする。そして、ネガティブ思考をループさせて、良縁をどんどん遠ざけていく。
また、“待ち”に徹している女性たちに言いたい。婚活市場にいる男性たちは、恋愛経験の少ないシャイな人たちが多いのだ。お見合い後、交際に入ったら、自分からLINEをしたり、自分からデートに誘ったり、どんどん動いてほしい。
どんな人が結婚できるのか。それは、動ける人。お相手に自分の気持ちをちゃんと伝えられる人。そして、いつも笑顔で感謝と尊敬の念を持ってお相手と対峙できる人だ。
“笑う門には福来る”というが、いつも前向きで笑顔で婚活をしている人が、良縁を引き寄せられる。
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