婚活170敗「年収700万の男性」が最後に掴んだ幸せ 「待ち」に徹している女性たちに言いたいこと

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私は、義孝に言った。

「進めるときは、迷わず進みましょう。振られることを怖がっていたら、何も始まらないし、結婚にもたどり着きませんよ」

さらに、亜由美はポイント、ポイントで自分の気持ちをきちんと伝えてきた。

「私は、結婚するなら義孝さんだと思っています。もしも私を選んでくださるなら、真剣交際に入りませんか?」

彼は、この言葉を聞いて、心のそこからこの関係に安心感を得たようだった。

そして、そこから1カ月後のこと。

「私の気持ちはもう決まっているので、義孝さんの気持ちが決まったら、プロポーズをしてください」

この言葉に自信をもらった義孝は、5月に入り、すぐにプロポーズをした。

ご縁を引き寄せる法則は、まずは淡々と前に進むこと

結婚の報告にやってきた義孝に、私は言った。

「このたびは、おめでとうございます。義孝さんの素晴らしかったところは、私に一度も愚痴をこぼさなかったことですよ。交際がダメになっても、『わかりました。次に行きます』と、前に進んでいた。だから、今回のご縁に巡り合えたのですよね」

私の言葉に、義孝は照れながら言った。

「いや、でも、本当に婚活がつらいと思ったことがなかったからです。僕はこの年にして、恋愛初心者だし、たくさんの失敗を重ねたことで学んだことも多かった。そういう自分に、亜由美さんのように積極的に道筋を作ってくれる女性が現れて、結婚まで至った。これがご縁なんですね」

ご縁を引き寄せる法則は、まずは淡々と前に進むこと。愚痴の多い人間は、婚活がうまくいかないことを周りのせいにする。そして、ネガティブ思考をループさせて、良縁をどんどん遠ざけていく。

また、“待ち”に徹している女性たちに言いたい。婚活市場にいる男性たちは、恋愛経験の少ないシャイな人たちが多いのだ。お見合い後、交際に入ったら、自分からLINEをしたり、自分からデートに誘ったり、どんどん動いてほしい。

どんな人が結婚できるのか。それは、動ける人。お相手に自分の気持ちをちゃんと伝えられる人。そして、いつも笑顔で感謝と尊敬の念を持ってお相手と対峙できる人だ。

“笑う門には福来る”というが、いつも前向きで笑顔で婚活をしている人が、良縁を引き寄せられる。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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