『シャッターアイランド』--英語も経済力?《宿輪純一のシネマ経済学》

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 それ以外にも、英語でコミュニケーションが円滑にとれれば、仕事の時間も短縮し、質の向上も可能になり、国際ビジネスがパワーアップするのは間違いないであろう。

ちなみに、文科省のサイトでアジア諸国・地域のTOEFL(トーフル)の平均スコア(2004年7月~2005年6月実施)が出ている。少し前の資料であるが、上位はシンガポール、インド、パキスタン、フィリピン、マレーシアと続き、日本は30カ国中29位、30位は北朝鮮であった。

そのためにショック療法的に吹き替えをいっさいなくしたら、“必然的”に英語力が増すこともあろうが、洋画離れも進む可能性もある。その辺の判断は難しい。という自分も、最初のアメリカ駐在(シカゴ)では英語がわからず本当にたいへんに苦労した(涙)。

しゅくわ・じゅんいち
映画評論家・エコノミスト・早稲田大学非常勤講師。1987年慶應義塾大学経済学部卒、富士銀行入行。シカゴなど海外勤務などを経て、98年UFJ(三和)銀行に移籍。企画部、UFJホールディングスなどに勤務。非常勤講師として、東京大学大学院、(中国)清華大大学院、上智大学、早稲田大学等で教鞭を執る。ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」代表。財務省・経産省・外務省等研究会委員。著書は、『ローマの休日とユーロの謎』(東洋経済新報社)、『アジア金融システムの経済学』(日本経済新聞社)他多数。公式サイト:http://www.shukuwa.jp/、Twitter:JUNICHISHUKUWA


写真:Copyright 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

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