ローランドMBOの顛末、混乱の根因は? 食い違う証言、準備不足の否めないTOB
第三者委員会の3人のメンバーの一人、公認会計士の佐野哲哉氏は、以下のコメントを寄せてきた(全文掲載が条件で、要約や部分掲載は不可との但し書きあり)。
ただしこの回答は、金融資産を加味したかどうかという最大の関心事に、明確に答えていない。
「株式価値の算定手法については、複数の手法があり、さらに計算の前提条件によって結果は異なります。いただいた計算方法について、この計算手法を採択した理由や、前提条件の妥当性、さらにこの計算結果が妥当であることを前提としたご質問について、私はコメントすべき立場にはありません。ローランド株式会社が開示している意見表明報告書に記載のとおり、本公開買付価格の決定に当たって、同社取締役会は独立した第三者算定機関から株式価値算定書を取得しております。当該算定書では、市場株価法・類似会社比準法・DCF法が採用されており、それぞれ一定の前提に基づき計算されております。第三者委員会では算定機関へのインタビューや質問書による回答の入手などの方法により、株式価値の算定について専門的に検証し、算定書に不合理な点は見当たらないことを確認しております。また、本公開買付価格は当該算定書のレンジに含まれております。」
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