通販番組で「街頭インタビュー」流す本当の理由 視聴者の感情を動かす「手っ取り早い仕掛け」だ

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たとえば、プレゼン終盤には集中力が欠けて、意識が別のところに行ってしまう、「隠れ離脱者」がかなりの確率で発生します。

特に、自宅から参加しているZoom会議の参加者は、途中でこっそりテレビをつけたり、スマホでネットサーフィンをはじめたり、LINEを送りはじめたりと、時間とともに話を聞くコンディションが悪くなってきます。

大事な情報を後出しすればするほど、インパクトが薄れてしまうのです。

では、どうすればいいのか?

答えは簡単です。とにかく、強いもの、印象深いもの、インパクトのあるものを早い段階で、先手先手で出していくのです。

テレビのレギュラー番組でも、ロケに出てみて、「撮れ高」のいい強いネタが急遽上がってきたときには、この法則に従って、仮にオンエアの予定日が1カ月後だったとしても、わざわざ放送のラインナップを変更して、できるだけ早いオンエアに入れ込みます。

もちろん、ディレクターをはじめ、現場はパニックになりますが、より面白くて有益な情報を伝えることがテレビ番組の役割ですから、これは当然のように行われていることなのです。

有益な情報、要点はいち早く知りたい!

もし、自分が「伝えられる立場」だったら、そう思いますよね?

ならば、それを叶えてあげればいいだけです。

「相手ファースト」を意識すれば話の伝わり方が格段に変わります。

“共感を得る”ための「街頭インタビュー」戦法

相手の心を掴む強い情報、目新しい情報は特にないけれど、必要な情報を共有したり、交渉事を行わなければならないシーンもあります。

そんなときはどうするか。そのヒントとなるのが、番組中、特にVTRの冒頭によく出てくる、街頭インタビューです。

街中や、地元商店街を歩く「ごく普通」のおじさん、おばさんに声をかけ、思っていることを話してもらう「街頭インタビュー」ですが、価値ある「精査された情報」を発信すべきテレビ番組が、なぜ専門家でもない凡人のコメントを流すのか。

実は、これにはきちんとした理由があります。

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