日本経済には36兆円もの「埋蔵金」が眠っている 「アフターコロナ」はやっぱり大きなチャンスだ

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ここから先はお馴染み競馬コーナーだ。この週末は春のG1シリーズの谷間、フローラステークス(G2、東京競馬場、芝2000メートル)が行われる。3歳牝馬にとってオークス(5月23日開催のG1、距離2400メートル)行きの最終切符を手にするチャンスだ。例年多頭立てで、高配当となることが多い。筆者はなぜか昔から相性が良くて、昨年は3連複で万馬券を取らせてもらっている。

フローラSはゴルシ産駒、本番でのソダシとの対決に期待

今年のフローラステークスでは、2歳新馬戦を勝っただけの1勝馬ながら、スノークォーツを狙ってみたい。とにかく鮮烈な勝ち方だったし、府中の芝2000メートルで上がり3ハロン(約600メートル)33秒台の切れる足があり、鞍上の戸崎圭太騎手もこのレースは過去5年で1着1回、3着2回と得意にしている。

が、それより何よりゴールドシップ産駒の芦毛の馬体がそそられるのだ。そう、スノークォーツがここを勝って優先出走権を得てくれれば、オークスで白毛のソダシとの対決が見ものとなる。これは痺れる景色になりますぞ。

もう1頭の「ゴルシ」(ゴールドシップ)産駒、ユーバーレーベンを対抗に推す。穴馬にはウインアグライア。今年も適度に荒れてくれることを祈りつつ日曜日を待とう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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