「パーパス」なきESGやSDGsでは、未来は拓けない 日本発の新たな経営モデル「志本主義」のすすめ

最近の元気な企業に共通する要件
ウィズ・コロナ環境が続く中、多くの企業が危機対応に追われている。その中で、危機をチャンスと捉えて、次世代成長に向けて大きく舵を切っている企業も少なくない。
これらの元気な企業に共通している成功要件が3つある。
第1に、新たな体験価値を提供していること。外出関連の需要が大きく落ち込む中、巣ごもり生活に合った新たな体験価値を提供できた企業は、大幅に売り上げを伸ばしている。
第2に、持続可能(サステイナブル)な社会をめざしていること。環境だけでなく、健康や安心といった社会価値を大切にしている企業は、顧客の支持を獲得している。
第3に、自社の志(パーパス)を基軸としていること。第1、第2の要件は、同業他社も模倣しやすい。自社ならではの思いを、いかに顧客とともに分かち合えるかがカギとなる。
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