ニトリが密かにファミレスを始めた納得の理由 「ニトリダイニング|みんなのグリル」の勝ち筋

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ニトリパブリックは飲食店展開をするなかで「いきなり!ステーキ」のフランチャイジーとしても活動してきた。さすがに「いきなり!ステーキ」のノウハウを吸収するためにフランチャイジーになったわけではないだろうが、結果として独自ステーキ・ファミリーレストランの実験につながった。

まだ2店舗なのでオペレーションの効率化も模索段階だろう。またメニューの絞り込みも食材の集中した調達につなげると見られるが、数店舗であれば、実際のコスト削減につなげるのは先になるかもしれない。

しかし、このニトリダイニングの取り組みは、このステーキ・ファミリーレストランの形のままかどうかは別として、方向性としては不可逆なものだろう。

店頭の看板で低価格メニューを訴求(筆者撮影)

来店頻度高め提案力を上げる

1.来店頻度の向上

ビックカメラは日用品やアルコール類、医薬品などを取り扱っている。単なる家電量販店ではなくなっている。家電を購入する頻度が下がったいっぽうで、家電量販店各社は来店頻度をあげるために他ジャンルの品ぞろえを拡充し訴求性を上げてきた。

ヤマダ電機は大塚家具に出資し、住宅関連と家電を融合させた。考えるに、住宅を購入したりリフォームをしたりすれば付属して家具やインテリアなどの需要がある。単独の領域からワンストップで購入できる店舗づくりはいわば必然ともいえる。

ニトリも、家具からはじめ日用品、食器類、アパレルと分野を拡大してきた。前述の環七梅島店では食品スーパーも併設している。イケアやコストコがそうであるように、次に飲食店を併設し、さらに来店頻度を上げる取り組みは想像できるものだ。

2.衣食住全体での提案力向上

現在、ニトリダイニングが併設された環七梅島店では、たとえばステーキフォークやナイフ、ステーキ皿が販売されている。まだラインナップとして数が多いとはいえないものの、店舗で使用している食器類や、食材の提供などが考えられるだろう。

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