65歳定年後も輝く人とダメになる人の致命的差 昔の肩書きは忘れ「生きがい」で社会との接点を

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彼らは部長や課長だった時代の栄光が忘れられません。自分の小さなプライドを守るため、「昔は〜」と過去の自慢話を繰り返します。周囲の人間にとっては、迷惑以外のなにものでもありません。結果、ウザいダメ親父というレッテルを貼られ、さらなるネガティブスパイラルに陥ります。

働かないおじさんは居場所がなくなり、「孤独感」が増してきます。

この状態が続けば、孤独感はどんどん募ります。偉ぶったり不機嫌な態度で閉じこもっていても、道は開けません。

ここは意識を変える必要があります。自分の「ちっぽけなプライド」を引きずらないことが重要です。プライドは「過去の肩書き」と言い換えてもいいでしょう。

話の輪に溶け込める能力のほうが重要

○○部長という肩書きは、会社を辞めたとたん、役職を離れたとたんに消え失せます。そこから先は「○○さん」(名前)で勝負しなければならないのです。

たとえば、定年後に地域活動に参加したとします。過去の肩書きで「えっー、スゴイですね」といわれるのは、最初の一瞬だけです。女性はあまり肩書きにとらわれない傾向がありますから、「だからなに?」とスルーされるかもしれません。

地域のコミュニティでは、華々しい過去の肩書きより、話の輪に溶け込める能力のほうが重要なのです。

『定年の教科書: お金 健康 生きがい』(河出書房新社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

過去の肩書きを捨てることは、なかなか難しいといえます。違うコミュニティとつき合うのもいい方法です。名前だけで呼ばれる日常に慣れ、「話が面白い○○さん」「囲碁が強い○○さん」などといった肩書きで呼ばれるようになれば成功です。

じつは、筆者(長尾)は両親に「名刺」を作ってあげたことがあります。

ウォーキングが趣味の父親には、百歩会(ウォーキンググループの名称)と氏名、そして携帯番号とメールアドレスを入れました。水泳が趣味だった母親には、オモテ面に氏名と連絡先を載せ、ウラ面は水泳をする女性のイラスト入りです。

このようにちょっとした小道具で、コミュニケーションは広がるものです。

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