堀江貴文が「海外留学は過去の遺物」と断じる訳

必要な「知識と人脈」はネットですべて手に入る

ネット検索すれば、こうしたオンライン授業サービスのそれぞれの特色が紹介されている。自分にとってふさわしい授業がすぐ見つかるだろう。

専門的な学術論文が読みたければ、データベースサービスで好きなだけピックアップできる。この種のサービスはいまだに有料のものも多いが、留学費用に比べれば大したことはない。

基礎的な講義から、専門的な学術論文まで、重要なものはインターネットですべて手に入るのだ。

それでも留学したいという人は、授業そのものというより、人間関係を求めているのだろう。海外の大学で友人を作り、人脈を作っていきたいといったことだ。

だが、それもSNSを使えば済む話である。外国人と直接話すのは気後れする人であっても、テキストや写真を介した非同期型コミュニケーションなら馴染みやすい。

同級生だとか同窓生だとか、同じ釜の飯を食ったとか、そういうことは人間関係を作るうえで特段に大事ではない。リアルな学校の同級生でも気の合うやつもいれば、合わないやつもいる。合わないやつと無理やりつき合って、無駄なストレスをためることなどない。

少人数であっても、自分にふさわしい相手と関係を深めることのほうがはるかに有意義だろう。

海外で暮らすこと自体には意味がある

現地で暮らさなければ、外国語を習得できないというのも幻想だ。何年も海外留学したところで、日本人同士つるんだせいでいつまでも外国語が上達しないなんて人はいくらでもいる。いまならネット上の外国語学習コンテンツをひたすら使い込めば、読み書きでも会話でも実体験に近いかたちで吸収できる。

『生き方革命 未知なる新時代の攻略法』(徳間書店、書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

海外で暮らすこと自体には、意味がある。ずっと同じ場所にとどまるのではなく、行ったことのない場所に行き、そこで生活するのは貴重な経験だ。日本の社会や文化についても、客観的な視点を持てるようになるだろう。

だが、その経験を得るために、高い費用を払って海外留学する必要があるとは思えない。違う土地に行って暮らしてみたいのなら、大学がどうのと言わず、さっさと出かければよいだけのことだ。

ポイント
海外留学と同等の学びはオンラインでできる
しかも低コストだ
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