10社に携わる「複業ワーカー」驚く時間の作り方 元インスタ日本事業責任者がたどり着いた境地

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2階のトレーニングルームでは漫画を読んで気分転換。『鬼滅の刃』もお気に入り(写真:中田陽子〈Maettico〉)

何も抱えないのがいちばん幸せ

「空っぽにするには、アウトプットして吐き出すことも大切です。とくに僕は、インプットの機会が多いので。情報を聞いたら、使わないと意味がない。情報を聞いた時間やその情報を交換した相手の熱量も無駄になるので。

とにかくためたくないし、抱えたくないんです。実践するなり、人に話すなりして、その日のうちに全部吐き出します。例えば、腹筋を引き締めるいい方法を動画で見たら、すぐにやりたい。腹筋に必要なヨガマットも2階だけじゃなくて、いつでもできるように1階にもあります。腹筋すれば嫌なこともすぐに忘れますよ(笑)」

得た情報をいつか実践しようと思っているうちに、忘れたり、熱が冷めて結局やらなかったり、というのはよくあること。長瀬さんのように全部実践できたときの達成感は、想像にかたくありません。

「そうやって1日を過ごしていると寝る頃には自分は空っぽになっていて、何も残ってないですね。あれができなかった、これもできなかったっていうモヤモヤ感はまったくない。トレーニングもしたし、映画も観たし、漫画も読んだし、メールも全部送ってあるし、今日もやりたいことやって楽しかったな〜って、毎日充実感に満たされて眠りにつけるんです」

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