太古の生物に「死は存在しなかった」驚愕の事実

細胞が自発的に「死ぬ」ようになったワケ

――取材を終えて――

もし、細胞にアポトーシスのシステムがなく、仮に寿命が300歳だとしたら……。

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例えば100歳まで生きたとしても、残り200年。考えただけでも、何か空虚なものに思えてしまいませんか。

『旧約聖書』に書かれた人間の寿命=120年、ではないですが、そういった限りがあることによって、「自分はどう生きればいいのか」「自分は何者か」と深く考えることにつながり、一日一日がかけがえのないものになると言えますね。

ちなみにこの人間の寿命=120年と聞いて真っ先に思い出すのが、1986(昭和61)年、120歳で亡くなったと「された」鹿児島県徳之島出身の泉重千代さんです。

「された」としたのは、その後の調査で本当は105歳だったのではないか、となっているためです。

着替えや布団畳みを1人で行っていた

とはいえ、当時はこの泉さんの長寿にあやかろうと、多くのメディアが取材したり、観光客も訪れたりして、こんな記録が残っています。

70歳とされる頃から地元名産・黒砂糖から作った黒糖焼酎のお湯割りを愛飲。医師から控えるようにと言われても晩酌は欠かさなかった。毎日訪れる観光客にもふるまった。
100歳を過ぎたとされる年齢でも、着替えや布団畳み、トイレや入浴も誰かに頼ることなく、1人で行っていた。

極め付きがこの会話です。

レポーター「女性はどういうタイプがお好きですか?」
泉重千代さん「やっぱり……年上の女かのぉ」

年齢を重ねても、明るく、こういうユーモアを持ちたいところです。

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