日本の美しい「季節の変化」を英語で読んでみる 二至二分や二十四節気がスッキリわかる!

✎ 1〜 ✎ 75 ✎ 76 ✎ 77 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

昔、学校の教科書で見た気もしますが……この機会に「公転」と「自転」も英語で覚えてしまいましょう。どちらの単語も「回る」という意味なので混同しそうですね。

公転  revolution
自転  rotation

1年経っても公転は完了しない!?

皆さんご存じのとおり、暦の上では1年は365日ですよね。これは英語ではcalendar year(暦年)と言いますが、実際に地球が太陽を一周するのは365.242189日なのだそう。こちらは、tropical year(回帰年)やsolar year(太陽年)と呼ばれています。

暦年     calendar year
回帰年  tropical year
太陽年  solar year

つまり、暦の上で1年経っても、実際には地球はまだ微妙に公転の一周を終えていないということらしいのです。こちらの図を見てください。これも国立天文台のサイトにあったものです。

(国立天文台サイトより)

図からもわかるように、calendar yearのほうが少しだけ短いので、毎年ちょっとずつ地球の位置がずれていきます。そのずれは0.242189日分で、時間に換算すると、約6時間とのこと。と言うことは、6×4=24時間ですから、4年でちょうど1日分ずれてしまうということです。

ご存じの方もいらしゃるかとは思いますが、そのためにleap year(うるう年)が4年ごとにあるわけですね。うるう年がなかったら、700年くらいで夏と冬が入れ替わってしまいますね。That might be interesting! (それはそれでおもしろいですが……)

次ページ二至二分や二十四節気が変動するのはなぜ?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事