堀江貴文「学校がつらければ行かなくて大丈夫」 義務教育という凡庸なジェネラリスト量産装置

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

想像力を振り絞って、フィクションで描き上げられたマンガには、現実とリンクする知識が詰めこまれている。

宇宙航空研究開発機構JAXAへの綿密な取材によって、つくりあげられたように思われる『宇宙兄弟』も、実は作者の小山宙哉さんの完全な想像から生まれたという。マンガを熱心に読むことは、専門書の研究にも匹敵する学びに通じるのだ。

歴史大作や人物評伝のコミカライズなど、綿密な取材に基づいて描かれたマンガなら、小説と同じかそれ以上の情報が詰めこまれている。現役の中国史の研究者のほとんどは、横山光輝の名作『三国志』を読んでいるだろう。

マンガは最強の「知育道具」

『非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

マンガは、時間対情報摂取量がとても高い。だから僕は『マンガで身につく 多動力』『バカは最強の法則』『雇用大崩壊』など、多くの著書をマンガで発表している。早く強く、読者に情報を伝えるのに、マンガ以上の表現手段はないと思う。

マンガを読んでいるとき、脳内では実は、高度な情報処理の作業が行われている。脳科学の分野では、言語認識野と画像認識野は、まったく違う機能とされる。しかし、CPUとGPUの関係のように、並列で動かせることがわかっている。

マンガを読んでいるとき、脳では無意識に、絵の情報をセリフで補完したり、またその逆も行っている。脳内の複雑な機能を同時に立ち上げ、相関的な活動により、脳細胞の活性化を促しているのだ。

マンガは、絵やセリフ、コマ運び、ストーリーなど、多くの通信情報で構成されている。読むだけで脳が鍛えられる、最強の「知育道具」なのだ。

脳の情報処理能力を伸ばすには、字幕と芝居を同時に見ている、映画もお薦めだ。だがマンガは好みのスピードで読め、自在性の面で優れている。自分のテンポに合わせながら、脳内で複数の情報を整理して、物語を理解する力を養えるのだ。

面白いだけでなく、作家の卓越した想像力も吸収できる。一石二鳥どころか、三も四も得られる、最適な学びの手段だ。

堀江 貴文 実業家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ほりえ たかふみ / Takafumi Horie

1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting 株式会社 ファウンダー。現在はロケット開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙する等、様々な分野で活動している。会員制オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」のメンバーは2000人を超える。『本音で生きる』(SB新書)、『多動力』(幻冬舎)等、著書多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事