60歳から年金「繰り上げ受給」損益分岐点は何歳 自分のお金リテラシーの高さがわかる質問5つ

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Q2. 30歳から65歳まで保険(死亡保険金1000万円)に入った場合、終身保険と定期保険では、保険料の総額はどのくらいの差になるでしょう?
❶約400万円

❷約500万円

❸約600万円

❹約700万円

A. ❹約700万円

浮いたお金をiDeCoなどで運用しよう

終身保険は必ずお金を受け取れる貯蓄型の保険です。死亡すれば保険金を、解約すれば解約返戻金を手にできます。

定期保険は保険期間中になにごともなければ、1円も出ない掛け捨て型です。「なにも戻ってこない掛け捨て型は損」と思いがちですが、本当でしょうか。30歳男性が65歳まで、1000万円の保障をつけたとして保険料を比べてみます。

定期保険の保険料は、月額2146円。35年間の総額は90万1320円(※1)です。

終身保険(65歳払済み)は、月額の保険料が1万8740円。35年間で787万800円(※2)になります。その差は696万9480円です。

バブル期などは予定利率が高く、保険を貯蓄がわりに使うこともできました。しかし、低金利の今、貯蓄性の魅力は失われています。商品によっては、払い込んだ保険料を下回ってしまいます。

低解約返戻金型(※3)ならば、保険料の払い込みが終わったあとは増えますが、それもわずかです。しかも、早期に解約すると、大きく元本割れします。

掛け捨て型の定期保険なら、安い保険料で大きな保障を確保できます。終身保険で備えるより、浮いたぶんのお金をiDeCoやつみたてNISAで運用したほうが、効率的に貯められます。

補足説明)
※1 2146円×12カ月×35年=90万1320円
※2 1万8740円×12カ月×35年=787万800円
※3 低解約返戻金型は、通常の終身保険より保険料が割安。しかし、保険料払い込み中の解約返戻金は70%程度と、通常より抑えられている。

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