「花粉症対策」に取り入れたい注目の家電3選 おすすめの空気清浄機は?布団乾燥機は?

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天面にはホコリ(PM)やニオイ(VOC)、空気質指数(AQI)のほか、 温度湿度やフィルター使用率など、さまざまな情報が表示される。専用の無料アプリでも操作できるので、外出先からのオン・オフなども可能。また、空気の状態もアプリで可視化されているので、空気の状況をつねに確認できる。

フィルターは分厚く、二重になっている。0.03マイクロメートルというウイルスレベルの超微粒子まで99%以上除去。RFIDチップを通じてフィルターの使用率を記憶し、独自のアルゴリズムによってフィルターの使用状況を分析し、交換時期を教えてくれる(筆者撮影)

実際に借りて1週間ほど試してみた。今年も花粉が飛び始めてクシャミが止まらなかったのだが、この空気清浄機を稼働させるようになってから、部屋にいるときはずいぶんラクになった。センサーも優秀で、少しでも窓を開けると花粉や汚れに反応して自動で風量が強くなる。一般的な空気清浄機のようにプレフィルターの掃除をする必要がなく、お手入れはとても簡単で、空気清浄機としてはとても優秀だ。

いざ導入しようと思ったときに気になるのが、本体価格とランニングコストが高額であること。本体は実勢価格で12万4080円。使い方にもよるが、専用フィルターは半年から1年で交換しなければならず、1回1万6500円かかる。価格面を除けばとても魅力的な製品だったので、個人的には導入を検討中だ。

隅々まで布団を乾燥できる「布団乾燥機」

花粉が飛散する時期におすすめの家電は布団乾燥機だ。ここ数年、布団乾燥機の売り上げは好調で、ホースを直接布団に入れて乾かすマットなしのタイプが人気となっている。以前はマットを空気で膨らまして敷き布団と掛け布団の間に挟んで使用するマットタイプが多く、手間がかかったが、ホースを入れるだけなので準備も後片付けも短時間で終わる。

布団乾燥機はアイリスオーヤマの製品が人気で、同社家電部門の中でもトップクラスの売り上げを誇っている。とくにおすすめなのはパワフルな「カラリエ ハイパワーツインノズル(KFK-401)」(実勢価格2万2000円)だ。一般的な布団乾燥機は消費電力が500~700W程度だが、最大1000Wとパワフルで、あっという間に布団がホカホカになる。

ホースは2本で蛇腹状になっており、シングルの布団であれば1本を短く、1本を長くしておけば熱を隅々まで届けることができる。約80センチのロングホースでベッドにも対応しており、ベッドの下に置いて使用することも可能だ。

ノズルが長いので、隅々まで熱風が届く。ホースを縮めて本体に格納できるのは便利(筆者撮影)

実際に温度を計測してみたところ、シングルの布団では、掛け布団のいちばん端でも50℃以上をキープしていた。ダニ撃退布団乾燥袋も付属しており、布団を中に入れて1回約80分運転すると布団の裏表、隅々まで50℃以上になる。ダニは50℃以上、20~30分で死滅するので、効果が期待できる。なお、ダニの死骸はアレルギーの原因となるので、乾燥後はしっかり掃除機などで布団の裏表を吸い取ってほしい。

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