「花粉症対策」に取り入れたい注目の家電3選 おすすめの空気清浄機は?布団乾燥機は?

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本体は約2.1キロとコンパクトなので持ち歩きがラクで収納場所をとらない。ツインノズルなので、2組の布団を同時に乾燥できるのも便利だ。ただ、音はかなり大きく、同じ部屋で同製品を使用するとストレスに。誰もいない場所、時間帯での使用がベストだ。

鼻のムズムズには「スチーム吸入器」

鼻がムズムズし、クシャミやせきが止まらなくなってきたら、パナソニックの「スチーム吸引器(EW-KA65)」(実勢価格1万4000円)があると便利だ。同製品で吸引すると鼻やラクになる。ふつうのうがいでは難しい、喉の奥や鼻の奥の粘膜まで潤すことができるので、花粉や異物などを洗い流して不快感を改善できる。

鼻と口を覆うようにして吸引。終了後は驚くほどスッキリ(写真:パナソニック)

スチームの時間は通電後約60秒後から約6分間(スチーム量「多い」)・約70秒後から約8分間(スチーム量「少ない」)。勢いよく蒸気を噴霧し、約43℃のミストが冷めることなく吸い込むだけで口元・鼻元までたっぷり届き、喉や鼻が潤う。

モードは3種類で「のどイガイガモード」「はなムズムズモード」「はなづまりモード」から選ぶことができる。「のどイガイガモード」は、喉の奥まで届く大きめのスチーム(約7~18マイクロメートル)で、「はなムズムズモード」は鼻全体に吸着する細かいスチーム(約5~14マイクロメートル)、「はなづまりモード」はさらに細かいスチームで鼻の奥まで潤すことができるスチーム(約4~11マイクロメートル)となっている。個人的には「はなづまりモード」の細かいスチームが気持ちよく、よく使っている。花粉の時期は鼻のまわりまでピリピリと痛くなるが、スチーム吸引終了後にクリームを塗っておくと乾燥状態も抑えられる。

ただ、吸引ノズルの角度が変えられず、高さの調整が難しい。6~8分の間、同じ姿勢をキープしなければならないので、ラクな姿勢でできる高さを見つけるのが大変だ。吸引ノズルは蛇腹状にするなど、角度を変えられるような構造だと便利なのだが、固定でしか使用できない。

また、水はボイラーと給排水カップの2カ所に入れなければならない。使用後もお手入れしなければならないパーツが多いので毎回時間がかかる。スチームは心地よく快適で、特に花粉の時期は毎日のように使いたい家電だが、お手入れ面などは改善していただきたい。

以上、今回は花粉の季節に役立つ、おすすめの3製品を紹介した。上手に取り入れて、花粉のツライ季節を乗り越えてほしい。

石井 和美 家電プロレビュアー

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いしい かずみ / Kazumi Ishii

白物家電を中心に製品レビューを得意とする。テストスペースとして茨城県守谷市に一戸建てタイプの「家電ラボ」を開設し、冷蔵庫や洗濯機など、大型家電のレビューも行っている。家電blog管理人。

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