読んだ本の内容を「忘れない人」の秘密の裏ワザ 記憶力日本一が教える100%忘れない読書のコツ
つまり、先ほどの博識の人たちというのは、意図はしていないにせよ、何かしらのきっかけにより、「人類古来の脳を取り戻す」ことで、イメージを中心とした思考で、「忘れない読書」が実現できているのです。
ですから、本を読むときに文字を文字のまま処理しようとするのではなく、文字をイメージ化して読むことで、「忘れない読書」が実現できるのです。
「本をイメージでインプット」する3大メリット
脳の性質として、最初にその情報に接した際にインパクトのある情報は強く記憶に残るということがあります。その点からも文字情報は脳にとってインパクトに欠けるところがあるのでしょう。
しかしこれが、古来から脳機能が優先してきた「イメージ」となると話は違ってくるのです。
原始の人類にとっていちばんの脅威は「生命の危機」でした。つまり生命に関わる情報が脳にとっていちばんのインパクトであったのです。その生命に関わる情報のほとんどは視覚による映像の姿でインプットされます。つまり生命の危機を回避するために脳にとっていちばんインパクトがあり、その結果、強く記憶に残せる情報になりうるのはイメージだったというわけです。
その脳の性質が現代社会のわれわれにも脈々と受け継がれているのです。イメージは文字と比べて6万倍速く脳に伝達されると言われますが、そこにはそんな理由があるのです。よってイメージというものは脳に与えるファーストインパクトがとても強いのです。
インパクトとは脳への刺激。イメージからの刺激はいい意味でも悪い意味でも強く感情を揺さぶります。その中にはもちろん楽しい、面白いというものも含んでいて、だからこそ簡単に刺激を味わえる漫画や映画やテレビドラマなどの娯楽がこれだけの人気を集めるのでしょう。
本を読むときもこの原理を利用しない手はありません。イメージを利用し本の情報のファーストインパクトを強烈にすることによって、1冊の本を何度も読まなくても「1回読むだけで」いつまでも忘れない情報として頭に保管しておけるのです。
イメージにすることで本の内容の情報量を圧縮することができます。要するに文字情報をイメージ化するということは、真空にして容積を減らして収納を楽にできる布団圧縮袋のようなものなのです。
情報を圧縮する方法をチャンキングといいます。チャンクとは「かたまり」のことです。このチャンキングの考え方を読書にも応用できれば、覚える負担がかなり減ることになります。そのために必要なのがイメージなのです。
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