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離婚する前、「ちょっと待って」という区役所 あくまでも子ども目線で――文京区長(上)

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坂之上:ベビーシッター代が手頃なら、もう、それはかなり助かる人がたくさんいると思います。

成澤:ここで働くベビーシッターの方には、お給料をちゃんと差し上げます。給与もフラットのままじゃなくて、ちょっとずつですけど上げていく。こういう仕組みを私たち役所が先頭に立って整えて、実際の運営は社協にお願いする。

坂之上:今、ベビーシッターのなり手が少ないのですよね。今の日本での課題部分ですよね。

成澤:そう思います。ここが問題なんですよね。このベビーシッターをですね、小学校高学年くらいの子どもを持つお母さんに手伝ってもらえたらいいなと。昨日まで同じぐらいの子どもを育てていたんだから、これからは週3日だけでも、週2日だけでも手伝ってもらえないだろうか、と……。

坂之上:すごくいい案ですね。ベビーシッターをやること自体がプロフェッショナルな仕事という雰囲気になれば、やりたい方はたくさんいるんじゃないかと思います。

成澤:私もそう思うんですけどね。

坂之上:私は米国で子育てしたことがあって、向こうでは、仕事じゃなくて、遊びに行くとかでも、ベビーシッターを使うことに罪悪感がないんです。母親が適度に息抜きできる社会だと、子どもにとっても実はよい影響があると思うのです。だから、日本でも、ベビーシッターをする人・使う人がもっと増えるといいなと思います。

成澤:そうですね。双方にメリットがあるカタチにしたいと思います。

坂之上:区長がそういう母親の問題に真剣に取り組んでくれていると聞くと、うれしくなります。

成澤:実のところ、文京区がどういう自治体になるのかは、僕の向いている方向ひとつで、明らかに変わってきちゃうわけですよ。当たり前ではありますけど。でも、これは恐ろしいことです。

坂之上:おっしゃっている意味、わかる気がします。

成澤:だからそれで、たとえ親が怒ったとしても、子どもは何も言えないから、代わりに誰かが言わないと。

坂之上:成澤さん、票を持ってるのは親でしょ(笑)? その親を怒らせても、子どものこと考えろ、って言ってしまう性格なわけですね。

成澤:そうなんですよねぇ(笑)。

もちろん親御さんたちのこともすごく大切にしていきたいと思っています。だけど、まずなによりも、何も言えない子どもを真ん中に置いて考えたいんですよ。

(構成:石川香苗子、撮影:尾形文繁)

※ 続きは7月10日に掲載します

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