「赤い電車」と言えば名鉄、愛知ご当地鉄道事情

多種多様な電車と複雑な路線網のクセがすごい

中京地区で赤い電車と言えば名鉄。6000系電車は1976年に登場した(筆者撮影)

日本三大都市といえば、東京・大阪・名古屋である。一部には3番目は名古屋ではなく札幌だとか福岡だとかいう意見があるようだが、人口を見れば200万人を超えるのは政令指定都市でも横浜・大阪・名古屋だけだから、やはり名古屋は三大都市の一角だ。今回は、その名古屋がある愛知県の鉄道事情がテーマである。

愛知県の鉄道の旅は、東から向かうとだいたい豊橋から始まることになる。静岡県との県境は東海道本線の新所原―二川間にあるが、新幹線も停まる東三河の玄関口・豊橋をスタート地点とすることに異論がある人は少ないと思う。

名鉄の存在感は大きい

豊橋駅から名古屋方面に向かう手段は、新幹線を除けば2つ。JR東海道本線と名鉄名古屋本線だ。この2路線は互いに競合する関係にある。

「ミュースカイ」2000系の兄弟車両2200系。特急車両だが、こちらには一般車が併結されている(筆者撮影)

同じ区間を大路線2本が並んで走ることができるのは、まさに名古屋に限定せずとも愛知県全域が"大都市圏”であることの証しといっていい。そして名古屋鉄道はこの名古屋本線を軸としつつ、愛知県内各方面に路線の羽を広げている。

愛知県の鉄道を語るならば、とにもかくにも名鉄を語るべし――。そう言われているほどに、名鉄の存在感は大きい。というわけで、今回は名鉄に絞って旅をすることにしよう。

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