日本人にとってインドは難しい市場なのか? インフォブリッジグループ 繁田奈歩代表(下)

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三宅:最後に日本のビジネスパーソンにメッセージをいただけますか。

繁田:皆さん、自分の限界を自分で作ってますよね。それをやめちゃえばいいと思います。たとえば、川幅が3メートルあって、そこが深いかどうかわからないなら、飛び越えてみればいいじゃないですか。もしずぶ濡れになるのが本当に許容できないリスクだとしたら、カッパを買ってくるとか、橋を造ってくれる人を探してくるとか、方法を考えればいい。「濡れたら着替えればいいじゃん」と思うならタオルと着替えを用意すればいい。もし死ぬかもしれないなら、死なない方法を考える必要がありますけど。

あと、100点とれなくても、1点でもいいから、前に進めばいいと思います。やらないほうが損ですよ。やってみたら、必ず何かは前に進むはずです。

三宅:いい言葉ですね。自分で自分の限界をつくらないのはキリギリスの条件かもしれません。

繁田:日本企業のコミュニティをみても、大企業とそれ以外の企業はあまり交じり合わないですよね。ベンチャーの人たちは大企業になかなかいけないし、大企業の人がベンチャーの人と食事するとか、そういうことすらあまりない。

でもいったん会社の外に目を向けると、別に業種や業界とか、既存の枠組みなんかどうでもいいじゃないかと思うようになるし、「そんなものは飛び越えて、新しいことをやろう」という人を応援してくれる人も、やっぱりいるんですよね。外に目を向けるということがたいへん重要だと思います。

三宅:そういう意味ではアリが多い組織の側でもキリギリスを理解しないかぎり、いい成果は出ない。異質なものを認めて、融合していかないといけないのですね。

繁田:キリギリスを甘やかす必要はないと思うんですよ。キリギリスって、ときどきほんとにダメなことをするので(笑)。そういうときは、「お前、これはあかんぞ」と指摘しないといけない。でもそんなに思い切りルールを乱さないかぎりは、いろんなトライの仕方を認めてあげてもいいんじゃないかな。

三宅:なるほど。今日はたいへん刺激を受けました。ありがとうございました。

(構成:長山清子、撮影:梅谷秀司)

三宅 孝之 ドリームインキュベータ執行役員

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みやけ たかゆき

京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修了(工学修士)。経済産業省、A.T. カーニー株式会社を経てDIに参加。経済産業省では、ベンチャービジネスの制度設計、国際エネルギー政策立案に深く関わった他、情報通信、貿易、環境リサイクル、エネルギー、消費者取引、技術政策など幅広い政策立案の省内統括、法令策定に従事。DIでは、産業プロデュース事業を統括し、環境エネルギー、まちづくり、医療などを始めとする様々な新しいフィールドの戦略策定及びプロデュースを実施。また、個別プロジェクトにおいても、メーカー、IT/通信、金融、エンタメ、流通、サービスなど幅広いクライアントに対して、新規事業立案・実行支援、マーケティング戦略、マネジメント体制構築など成長を主とするテーマに関わっている。

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