「頭がいい人」が結果を出す「図で考える」習慣 思い込みや暗黙の前提を打ち破る「田の字」思考

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あなたは、自社の東南アジア進出プランを練っている。複数の製品ラインを持ち、新たに東南アジア地域全体へ進出しようとしているところだ。

出所:『武器としての図で考える習慣』

まずは、A国からE国まで、5つの国ごとの市場の大きさと、自社製品の強みで優先順位を決め、A国から順番に攻略していくプランを練った。しかし、相手は市場の成長や進化のスピードが速い東南アジアの国々だ。優先度を下げたD国やE国に進出する頃には、時すでに遅しで、参入できなくなるかもしれない。

そこで、複数の製品ラインがあることを踏まえ、製品ラインと東南アジアの国々をタテ・ヨコにしたマトリックスを描いてみる。

東南アジアへの参入戦略②

出所:『武器としての図で考える習慣』

すると、当初の切り口「国ごと」に縛られることなく、もう1つの変数「製品」で順番を考えるという新たな視点に気が付くだろう。もともとのプランは、図の左から右へと参入していくものだったが、「製品」を切り口にすると、図の上から下へという方向性が見えてくるのだ。

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