「今年こそ」を実現するほんの少しの取り組み 自分を好きになり、叶う目標を掲げるポイント

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これを毎日行えば、ひと月で30問、3カ月経つ頃には100問ぐらいを解き終えます。この頃にはおそらく、最初の苦手意識はかなり改善されていると思われます。いつの間にか知識が増えて得意にさえなっているかもしれません。

「雨垂れ石を穿つ」というように、嫌でもどうしてもやらなければならないなら、そんなに苦にならないほんのちょっとを積み重ねていくことで、知らず知らずのうちに変化が起こるのです。

私が学生時代に予備校の合格者体験で聞いた話です。高校1年生のときに「東大に入るにはどうしたらよいですか」と先生に尋ねたら、まずピーナッツを1袋買うように指示されたとのこと、そして、これから3年間、1日も欠かさずにピーナッツを1粒ずつ食べることができたら、きっと合格するといわれ、それを愚直に実行し、1日も欠かさずピーナッツを食べて無事に東大に合格したという話でした。

目標を達成するために取捨選択から始めよう

もちろん、ピーナッツを食べたから合格したとは誰も思わないと思いますが、ほんの少しを継続できる力が実を結ぶことの力を実感していただけたらと思います。

小学生の勉強は、ある程度必須な部分があるとは思いますが、大人の皆さまは、まずは、目標の取捨選択から始め、繰り返しになりますが、思い切って手放すことを考えましょう。それができない、したくないなら、ほんの少し毎日できることを見つけて、取り組んでいただけたらと思います。

今年の終わりには、きっと違う景色が見えていること間違いなしです。
皆さまにとって、目標達成の1年となりますように。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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