実年齢より若さ維持する「週1筋トレ」の始め方 激しいトレーニングはまったく必要ない

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一方、防衛体力とは、日常生活で生じるさまざまなストレスから体を守り、健康を維持するための自動調節能力のことを指します。

防衛体力も大きく4つに分類することができ、疲労を回復させるなど体の状態を一定に保つ「恒常性」、気温の変化など外部からの刺激に対応する「適応性」、細菌やウイルスなどから体を守る「免疫力」、そして、不安や苦痛、恐怖などのストレスから体を守る「精神的抵抗力」です。

これらの能力を高めるにも、やはり筋トレが有効です。適度な運動は「免疫力」を高め、また、筋肉がつくことで疲れにくい体、つまり「恒常性」を高めることもできます。ただし、過度なトレーニングを行うと「免疫力」が低下することもあるので、そのときにはサプリメントや食事でサポートする必要があります。

実年齢よりも若い体力を維持し続ける「最高の健康」を手に入れるためには、この行動体力と防衛体力をともにマックスまで押し上げる必要があります。マックスと言うと激しいトレーニングを想像するかもしれませんが、そんな必要はありません。日常生活を不自由なく過ごせる体力は、1回数十分の筋トレを週に2~3回行うだけでも、必ず獲得できます。

そして、筋トレを行うときには、この行動体力と防衛体力を高めるトレーニングを意識するようにしましょう。

筋トレを始めて行動体力と防衛体力を高め、最高の健康を得たとき、それで満足してはいけません。その体の状態を維持することが、何よりも重要なのです。

ケガや病気の原因は「栄養管理」に問題がある

最高の健康を維持するのに大切なこと。定期的な筋トレを継続することはもちろんですが、もう1つ続けなければいけないことは、栄養の管理です。

筋肉をつけることで代謝がよくなり、太りにくい体になったり、病気になりにくくなったりするといったことは、おそらく多くの人が聞いたことがあるでしょう。ただ、その代謝を最大限に高めるには、十分な栄養を摂り続けなければいけません。

そもそも代謝とは、外部から取り入れた物質を分解してエネルギーを得たり、化学反応を起こして古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせたりすることです。実は、この代謝には、その人のDNAによって得意・不得意な分野があります。

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