コロナ回復後の「3人に1人」襲う後遺症の症状 「関節が痛い」「毛が薄くなってきた」など様々

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子どもは重症化しにくいと思われがちですが、子どもがかかりやすい合併症もあります。

それは、発症の9割近くが4歳以下で、全身の血管に炎症が起きてさまざまな症状が出る川崎病に似ています。川崎病は、熱、両眼球の結膜の充血、真っ赤な唇といちごのようにブツブツの舌、体にできる赤い発疹、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れ、以上のうち5つ以上の症状がみられれば診断されます。

まずはかからないことが大事!――対策方法まとめ

新型コロナウイルス感染症の症状についてみてきましたが、まずは感染しないように対策を取ることが大事です。

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感染対策として、手を衛生的に保つことはとても効果的です。対策として手洗いとアルコール消毒を行うことが知られていますが、手洗いと消毒では目的が異なります。手洗いは洗浄、アルコール消毒は消毒のためです。手洗いでもある程度の細菌やウイルスを流し落とせますが、消毒することでより安全になります。

そのほか、感染しないための対策方法をまとめました。

①人混みに行かない

最も怖いのは、感染している人と知らないうちに接触してしまうこと。
満員電車のような換気しづらい場所は、空気が滞留するためウイルスが漂っている可能性も高くなります。

②手洗いを欠かさない

手にはウイルスがつきやすいため、せっけんを使い入念な手洗いを欠かさないようにしましょう。また、携帯電話もウイルスが多くついています。こまめに消毒してください。

③温湿度管理の徹底

温度は20~25℃、湿度は50~60%くらいで調整するのが最適といわれています。家に加湿器がない場合には、濡れたタオルをかけておくだけで多少湿度は上がります。

④外出時はマスクとメガネを着用

飛沫感染防止、また顔を触る機会を減らすために、マスクやメガネをすることは非常に有効です。マスクの着脱をする際には、マスクのひも部分を触るようにしましょう。

画像をクリックすると政治、経済、企業、教育、また個人はどう乗り切っていけばいいか、それぞれの「コロナ後」を追った記事の一覧にジャンプします

【ポイント】

⑤外から帰ってきたら……

・消毒する

帰宅したらカバンやスマホなど、洗濯できないものはできるだけ消毒するようにしましょう。手も外出の都度、消毒します。

・着ていたものは玄関に置いておく

着ていたコートにもウイルスは付着します。玄関に置いておき、ウイルスを部屋の中に持ち込まないようにしましょう。

岡田 晴恵 白鷗大学教育学部教授、医学博士

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白鷗大学教育学部教授。医学博士。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。アレクサンダー・フォン・フンボルト奨励研究員としてドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21 世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。企画・編著『感染症カルタ』(奥野かるた店)も好評発売中。

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