――ウクライナ危機との関連性をどうとらえるか。
もし今、ロシアが中国に対して大幅に妥協して、かろうじて孤立化を免れたような印象になると、逆にG7諸国の経済制裁の効果を認め、ロシアの弱みを世界に知らせることになる。だから、そうならないような演出を試みたのではないか。中国と徹夜で交渉し、翌朝4時近くに合意に至った経緯を見ても、安易な妥結を避けようとしたと思われる。中国、ロシアお互いがウインウインになることが重要だったのだろう。
本格的に進む東シベリア開発
――ロシアにとって今回の合意がもたらす最大の意義は何か。
ロシアが望んでいた東シベリア開発が本格的に進む。パイプラインなどの大規模投資が必要な天然ガス開発は、プロジェクト全体の企画が成り立つことが前提となるが、今回これがまとまったことは大きい。ロシアの石油・ガス開発の歴史において、大きな階段を一つ上ったといえる。雇用創出効果も大きく、人の定住も進む。
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