本当はWeb会議で打ち合わせをしたほうがよかったにもかかわらず、単なる惰性で「リアルな会合が必要」と思い込んでいた場合が多いと思われます。
コロナ後においても、利益とコストの比較を行ってみれば、従来の会合のあり方が見直されるべきだという場合は多いに違いありません。
第2の理由は、リアルな会合のためのコストが高いために、会合が持たれていなかった場合があることです。Web会議という新しい選択肢が利用可能になったために、会合が持たれるようになる場合があります。
Web会議は国際的なつながりを広げる
リアルな会合のためのコストが高い例として、国際会議があります。
国際会議は、コロナ後であっても、かなりのコストを要求します。ホテル代、飛行機代、それに1週間程度はほかの仕事ができなくなるというコストを要求します。
Web会議であれば、その時間だけ空けておくだけで、簡単に会合を持つことができます。
私は、今年の7月以降、韓国のグループとのWeb会議を2回行いました。リアルな会議では、とてもこれほどの頻度ではできません。
コロナ後も、国際会議の多くはWeb会議で行われるようになるでしょう。これによって、国際的交流は、以前よりも増加することになるでしょう。
組織に雇われずに独立して仕事をしたい人々にとって、リアルな会合を行うためのコストは、高いものとなります。
会社に勤めている人の場合には、仕事のためのスペースだけでなく、外部の人と面会するスペースも、会社が準備してくれます。
ところが、独立して仕事をしようとすると、これらは自分で用意しなければなりません。とくに、面談・打ち合わせのためのスペースを用意する必要があります。
独立して仕事を続けるためには、さまざまな条件(健康上の条件、仕事を確保できるかどうかなど)を満たさなければなりませんが、その1つが、オフィスを持たなければならないということなのです。これは大きな負担になります。
Web会議によって仕事を続けることができれば、この負担がなくなり、独立して仕事を行える可能性が高まります。
私はこれまで(とくに定年後)、自分のオフィスを持つために、大変な苦労をし、コストをかけてきました。
Web会議によってその必要がなくなったのは、大きな福音です。
これは、人生100年時代の新しい可能性を開くでしょう。
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