「日清カップヌードル」✕早見優のすごい中毒性 クセになる映像と楽曲で商品への興味を喚起
11月前期の作品別CM好感度調査では、日清食品『カップヌードル シーフード』のアニメCMが総合1位となった。CMは早見優の1983年のヒット曲『夏色のナンシー』のメロディーに乗せた「♪イカかな Yes! イカじゃない Yes!」と繰り返す早見の伸びやかな歌声に合わせて展開。
真剣白刃取りをするためだけに腕が発達したというシーフードヌードルのキャラクターたちが専用の台に列をなし、謎の巨大な生物“ほぼイカ”に勝負を挑むも、長い触手によって次々に真っ二つにされ水面に落ちていくというストーリーだ。最後は商品のシズルカットに続いて、早見がカメラに視線を向けながら無言で麺をすすり続ける姿を描いた。
支持層を見ると、小学生や主婦層など幅広い世代から票を獲得。モニターからは「懐かしい歌とアニメが面白い」「中毒性がある」「早見優の食べっぷりも最高」といった感想が目立った。
また「ほぼイカ」というキーワードについて「『どんなものだろう』と興味を持つ。ためしてみたいと思う」「見ると食べたくなる」など、リニューアルした商品に関心を示す声も相次いだ。耳に残る楽曲とユーモラスなアニメ、勢いよく麺をすする早見優といった要素が強い印象を残し、商品への興味喚起に成功したようだ。
ロングセラー商品でも続く斬新な挑戦
なお前年同期のCM好感度調査でも、“謎肉”こと“味付豚ミンチ” の増量を伝える『カップヌードル』のCMが総合2位にランクインしていた。CMは「ナゾニク、ゾウリョウ、カップヌードル」などのナレーションに合わせて、“謎肉”のかぶり物を頭に着けた大勢のケイン・コスギがボディービルのポーズなどを決める内容。
ラストではフリー素材の『いらすとや』のイラストが商品とともに映されるなど、インパクトのある映像とサウンドが大きな反響を呼んだ。ロングセラー商品でありながら、つねに斬新なクリエーティブへの挑戦を続けるカップヌードルブランドの今後のCM展開が楽しみだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら