「日清カップヌードル」✕早見優のすごい中毒性 クセになる映像と楽曲で商品への興味を喚起

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総合2位には『SoftBank』のCMが入った。同社と嵐が5G時代の新しいエンターテインメントの可能性に挑戦するプロジェクトの一環として制作されたCMの第2弾で、CGで再現された21年前の“嵐”と現在の嵐との共演が大きな話題となった。

SoftBank/嵐 TVCM第2弾「これからだ 篇」30秒

CMは1999年9月15日にハワイ・ホノルル沖のクルーズ客船で行われた嵐のデビュー会見を舞台に展開する。「これからだな、俺たち」などと未来への思いを口にするデビュー当時の嵐の姿を、別の客船に乗った現在の嵐が懐かしそうに眺め、松本潤と大野智がそれぞれ「これからだな、俺たちも」「これからだ」とつぶやく。

続けてデビュー当時の嵐に「ね!」とほほ笑みかけられて驚く現在の5人を映し、「誰も見たことのない世界へ、一緒に。」「初めての5GのiPhoneと」というコピーやナレーションとともに「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」を訴求した。

モニターからの反応を確認すると、20代から50代の女性を中心に圧倒的な支持を獲得。男性では20代や40代から多く得票した。「CMを好きな理由」を回答するCM好感要因では、15項目のうち「出演者」「映像・画像」「時代の先端を感じた」「ストーリー展開」で総合1位に輝いた。

視聴者からは「昔の嵐と現代の嵐がコラボしている映像技術がスゴイ」「嵐5人の表情がとても良い。『これからだ』のセリフが感慨深い」「活動休止直前にこの映像は泣ける」「5Gと嵐のこれからをかけていて、どちらも楽しみです!」などの声が寄せられた。

なお本作のオンエアが開始された10月23日付の全国紙5紙には「#見たことのない新聞広告」として、5人のメンバーが一人ひとり登場する15段広告を掲載。スマホの専用アプリで紙面を読み取ると、嵐のスペシャルメッセージがARで表示されるとともに各メンバーの声で再生される。複数紙を読み込むとメンバー同士の会話が流れるという仕組みだ。

メディアの枠を超えた広告で「嵐」が加速

広告業界での嵐の活躍は加速しており、9月14日には13社の賛同企業との共同プロジェクト『HELLO NEW DREAM. PROJECT』をスタートした。「夢だけ持ったっていいでしょ?」をテーマに、CMやウェブムービーのほかSHIBUYA109のシリンダー広告や新聞広告、特設サイトからの情報発信など、夢のきっかけづくりとなるさまざまなコンテンツを展開中だ。

彼らのデビュー曲『A・RA・SHI』の歌詞を抜粋してデザインした特別ラッピング商品も発売されるなど、メディアの枠を越えた“誰も見たことのない”エンターテインメントを発信し、嵐ファンにとどまらず、広く注目を集めている。

年内での活動休止を発表している嵐。彼らは今後どのようなアプローチで私たち生活者を楽しませてくれるのだろうか。

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