キムタクと嵐でワンツーのCM好感度ランキング タレントのライフスタイルが広告訴求力に影響

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日産自動車TVCM 「やっちゃえNISSAN 幕開け」篇 30秒

9月前期のCM好感度ランキング上位には、新タレントの起用で注目を集めたCMが多数見受けられた。

総合1位は日産の企業CMで、同社として約7年半ぶりの首位に輝いた。同社は新型クロスオーバーEV『アリア』の発表とブランドロゴの刷新に続き、ブランドアンバサダーに木村拓哉を起用。CMは「平坦な道なんてなかった」という木村のモノローグに始まり、疾走する『スカイライン』や『フェアレディZ』といった同社の歴史を彩る名車と、それを運転する木村の姿が描かれていく。

「上等じゃねぇか、逆境なんて」「さあ行くぞ、もう一度」という語りに続いて夜明けの空を見つめていた木村がアリアに乗り込み、「やっちゃえNISSAN」とつぶやく内容だ。50代の男性を筆頭に、男女とも30歳以上を中心に得票した。

木村拓哉が語るメッセージに共感

アンケートモニターの声を確認すると「かっこよく車を乗りこなしている木村さんがすごくいいと思った」「やっぱり木村拓哉さんは絵になる」など、木村に関するコメントが圧倒的に多かった。また「今まで歩んできた人生を語っているようで、つい見入ってしまう」といった木村が語るメッセージに共感を寄せる声も相次いだ。

いわゆる国民的なスターやアイドルをCMに起用する場合、ともするとタレントの存在感や話題性が独り歩きをして、企業やブランドの印象が薄れてしまうケースも少なくないが、本作では「自分ももっと車を運転したくなった」「旧車が映像に出ているところが印象的」「逆境に負けない姿勢を出している素晴らしいCM。車好きの自分としてもうれしい」など、新しく生まれ変わった日産のコミュニケーションそのものに関心を示すコメントも見受けられた。

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