健康な人も盲点!「腸の汚れ」が招く5大不調 「頭痛、腰痛、不眠、肌荒れ…」あなたは大丈夫?

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1つ目の「腸の乱れ」による不調は「頭痛」です。

「消化管のコンディション」と「健康」の密接な関係

「腸の乱れ」による不調1:「頭痛」

「頭痛」はさまざまな原因が考えられますが、「腸の乱れ」から起きる可能性もあります。

体にいい物質は、腸から血液へと移動します。そして血液は「門脈」という太い血管を通って肝臓へ送り込まれ、肝臓は血液を濾してきれいにしてから心臓や肺へ送り込みます。肺は、血液に酸素を送り込んでから体中に放出します。

しかし、腸の動きが滞ると肝臓も弱っていきます。栄養が不足し、毒素が蓄積されていくからです。また、肝臓に問題があると十分に機能せず、きれいにした血液を送り込むことができません。

こうして頭に酸素が届かなくなると、どうなるのでしょうか。キリキリと締め付けられるようなひどい頭痛につながっていくのです。

「腸の乱れ」による不調2:「不眠」

「夜中に何度も目が覚める」「目を開けるたびに不安に襲われる……」。まさに起きたまま見る悪夢です。

多くの人はこれをすぐに「日中ため込んだイライラのせい」にしますが、「不眠症の原因となる悩み」について考える前に「今日の夕飯に何を食べたか」を思い出してください。

消化管のコンディションと体の健康は、密接にかかわっています。調子が悪いときに強くあらわれる症状を見るだけで、消化器官のどこが詰まっているか正確にわかる、ということさえあります。

食後、飲み込んだ食べ物は、腸内で最初に通るのが「十二指腸」という器官です。ところが、十二指腸の中に食べ物のカスや汚れがたまると、胆管(肝臓でつくられた胆汁を胆嚢に注ぎ込むための管)が詰まります。すると、胆嚢は胆汁を移動させようとして、けいれんが起こることがあります。

まさにこのけいれんが、夜中に目を覚ましてしまう原因のひとつなのです。もちろん、心配事が頭から離れずに眠れなくなることはありますが、目を覚ますきっかけはストレスだけではなく、じつは「胆嚢の働き」が原因なのかもしれません

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