眠れない夜にベッドでできる「瞑想」テクニック 感触を意識、呼吸を観察、1000から0まで数える

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何か具体的なことについて考えているのかもしれないし、ただ心が落ち着かず、次から次にいろいろな考えが浮かんでは消えていくのかもしれません。あるいは、それは不規則な生活や時差ぼけ、興奮剤の摂取など、あなたのライフスタイルのせいかもしれません。原因がなんであれ、心にこれだけ勢いがついてしまうと、思考が収まるまでにしばらくの時間がかかります。しかし、私たちは当然ながらすぐに収まってほしいと願い、それがかなわないとがっかりしたり、イライラしたり、不安になったり腹が立ったりします。思考を締め出そうとすればするほど、ますます湧き出てくるように思えます。

緊張状態を生んでいる

これはあなたの想像力が活発になりすぎているというだけではありません。眠れないことについてさかんに考え始めると、理屈のうえでは、おのずとさらなる思考を生み出していることになります。しかも、それに必死になることで、同時に緊張状態を生んでいます。瞑想のときと同じように、思考や感情にあらがおうとすればするほど緊張が生まれ、その緊張が体にも伝わるのです。たいてい、この時点で頭の中の会話が始まります。

「今晩はなぜか落ち着かない……寝返りを打ってみよう……ところでハリーは今日、なぜあんなことを言ったんだろう……何か別の含みがあったんだろうか……もう一度寝返りを打とう……もう考えるのをやめて寝なければ……ああ、また考え始めてしまった……いったいなぜこんなに考えてるんだ……もうこんな時間じゃないか……今晩はもう眠れないんじゃないか……前に眠れなかったときとそっくりだ……翌日は大変だった……明日は大事な会議があるのに……このままだと散々なことになりそうだ……。

それにひどい顔にもなりそうだ……どうして考えるのをやめられないんだ ? よし、リラックスして、眠ろうと考えるのはやめよう……でもやめられない……いっそ起きたほうがいいか……本でも読もうか……考えるのをやめて……まったく、どうしてこんなに心が落ち着かないんだ ? 」

昼日中にこれを聞けば笑えるかもしれませんが、夜に自分の身に起こっているときは、とても面白い体験とは言えません。自分の思考の流れをコントロールできないことに怒りを覚えたり、考えがいつまでも止まらず眠れないのではないかと怖くなったりします。翌日の疲れを思って気が重くなったり、どこか悪いのではないかと心配になるかもしれません。

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