仕事のできない人は根拠が何かをわかってない

意外と知らないロジカル・シンキングの本質

(出典:『入社1年目から差がつくロジカル・シンキング練習帳』)

次に、「部門合宿は、箱根がよい」ということを根拠づけるため、「多くの社員が行きたいと言っていた」以外の根拠を考えてみたい。

A:費用が安いので、箱根がよい
B:友達と行ったことがあるので、箱根がよい
(11ページより)

さて、A、Bそれぞれの説得力を上げるためにはどうしたらいいだろうか?

まずAに関しては、「費用が安い」ということがポイントになりそうだ。具体的にいくらなのか、例えば「1人2万円と費用が安いので、箱根がよい」というように具体的な金額を示すことができれば、説得力が増すからである。

一方のBにおける注目点は、「友達と行ったことがある」という部分。「前職の同僚と行ったことがあるので箱根がよい」というような主張のほうが、より響きやすいわけだ。

もう一歩、二歩先へ

ここまで考えてきたのは、「主観より客観がよい」「客観情報は、具体的なほうがよい」ということ。

(出典:『入社1年目から差がつくロジカル・シンキング練習帳』)

確かに、それだけでも相応の説得力がつくことになろう。とはいえ、このレベルで止まってしまうと、さらに思考を進めることはできなくなりそうだ。では、どうすればよいのか? 演習問題を例に考えてみたい。

「1人2万円」と数字が示されることで具体性はあがりますが、その数字がよいのか悪いのかがわからないという点に工夫の余地が残っています。
ほかの候補地との比較において安いということを示す、予算内に入っているといった基準を示す、などといった工夫がされるとより説得力が増してきます。
定量的な情報は、その数字だけでは判断できません。定量的な情報を示す際には、数値そのものとその数字を評価するための情報もそろえましょう。(12ページより)
次ページ「前職の同僚と行ったことがある」もさらに具体化
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