白人至上主義「カレンとケビン」の恐るべき実態

トランプを熱烈に愛する"厄介な支持者たち"

大統領選後も白人至上主義の過激なグループがどういった過激な行動に出るのか、予断を許さない状況となっている(写真:©Ron Adar/SOPA Images via ZUMA Wire/共同通信)

大統領選挙まで残り1週間余り、トランプ大統領とバイデン候補による新型コロナウイルスをめぐってのマスク代理戦争もより過激さを増し、クライマックスを迎えようとしている。

10月8日にはアメリカ・中西部のミシガン州で、反トランプの民主党ホイットマー知事を拉致し、州政府を転覆させる計画に関与していたとして、13人の男性が起訴された。知事の別荘を長期間監視し、拉致用のスタンガンを購入、爆発物も購入予定だったという。13人のうち7人は「ウルバリン・ウォッチメン」という武装グループのメンバーだった。

白人至上主義者の「カレン」と「ケヴィン」の存在

第1回のテレビ討論会で、バイデン氏が白人至上主義団体である「プラウド・ボーイズ」の名前を出したところ、トランプ氏は「プラウド・ボーイズは引き下がって待機するように」と発言。この発言の意味する内容が問題とされ、後日、トランプ大統領は発言を修正して白人至上主義を非難したが、「プラウド・ボーイズ」は大統領からお墨付きを得て勇気づけられたと発表している。

「もちろん、ほとんどの白人は人種差別は悪いことだと理解しています。しかし、トランプ大統領がパンドラの箱を開けてしまったんです。トランプ支持者でも大声でそれを言う人は少なかったのですが、この3年半で白人至上主義で何が悪いといった思想が広まり、トランプ大統領はその感情をうまく利用したのです」(現地ジャーナリスト)

こうしたトランプ支持者の白人至上主義者に対して、女性の場合は「Karen(カレン)」、男性の場合は「Kevin(ケヴィン)」と俗称で呼んでおり、SNS上で投稿が相次いでいるのをご存じだろうか。

きっかけは、今年の5月、黒人男性がニューヨークのセントラルパークで飼い犬にリードをつけていない白人女性に対して静かに注意をしたところ「黒人男性に脅されている!」と、警察に虚偽の通報をしている動画がYouTubeで拡散、瞬く間にその白人女性に対して非難の声が上がり、その後会社を解雇され、虚偽通報を行ったとして起訴されたという事件に発展した。

アメリカでは以前からこういった女性のことを俗称で「Karen(カレン)」と呼んでいたのだが、上記のような差別的で利己的な白人女性の様子が拡散され、その俗称は大衆に知れ渡ることになっていった。

現在、「karensgoingwilds(カレンさんたちは荒れています)」というインスタグラムには70万人を超えるフォロワーがいて、そこでは多数の「カレン」たちの動画を見ることができる。

CNNの記事によるとカレンとは、(1)問題を起こす、 (2)マネジャーを出せと要求する、(3)犠牲者を演じる、 (4)警察に通報する、などの行動をとるとその特徴が分析されている。

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