「30歳平凡OLが大変身!」筋トレの凄すぎる魔法 たった10カ月で「人生激変」した意外な真実とは
そこにいたトレーナーは、実は業界では名の知れた「伝説のトレーナー」でした。
「ビキニフィットネス」は「内側の人間性」も見られる
彼は私の筋肉のない貧弱な体を見ると、「妖怪の餓鬼みたいな体だな」と一言。思わず耳を疑うほどのショックを受けました(「餓鬼」は下腹だけがぽっこり出て、ほかはガリガリにやせた醜い妖怪です……)。
やせるといっても、「ただやせるだけ」ではいけなかったのです。人生初のダイエット成功だったのに、あの「美ボディ」とはかけ離れた、筋肉が落ちてしまったゆるゆるの脂肪だけの体型になっていたのです。
しかし、「自分を変えたい」という強い気持ちには抗えませんでした。「ここで引き下がったら一生、何も取り柄のないぽっちゃりOLのままだ」と、「負けず嫌い」は再燃し、ここからこのドSトレーナーとのトレーニングが始まりました。
「ビキニフィットネス」はボディビル競技の中でも比較的新しく、目標は「女性らしい健康的な体」です。目指すのは、ほどよく筋肉がついたメリハリあるしなやかなプロポーション。審査は頭のてっぺんから足のつま先まで、トータルで判定されます。しかも、「ビキニフィットネス」は外見だけではありません。いかに「内面的な自信にあふれ、エレガントであるか」という、内側からにじみ出る人間性の部分も見られるのです。
トレーニングを進めていくうちに、私の体は確実に変わっていきました。脂肪が減って、筋肉がみるみるついてきました。鏡を見て成長していくのが自分でもわかるくらいに、毎日体が激変していきました。
それと同時に、「こんな私でも、30歳を過ぎてでも、変わることができるんだ!」と、気持ちが前向きになっていきました。もともと自分の欠点を見つけることばかりしていたネガティブな性格だったのが、物事をポジティブに捉えるようになりました。外見だけでなくメンタル的にもどんどん自信がついていったのです。
心身ともに磨きをかけて、初めての大会に挑みました。わずか10カ月のトレーニングで出場というありえない挑戦でしたが、なんと総合優勝という望外の結果に。私の名前が呼ばれたときは、言葉では言い表せないほど驚きました。
「1つのことを一歩一歩やり続ければ、無限の可能性が開けるんだ!」「自分と未来は変えられるんだ!」
私にとって、初めて「人生」を実感できた瞬間でした。そして、その後はアジア大会優勝、世界大会4位などを獲得し、30代半ばとなった現在、さらに上を目指して日々トレーニングに励んでいます。
そしてこの経験は、その後の仕事にも活かされることとなったのです。
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