挨拶代わりの「ハグやキス」に外国人が引く理由 日本人が知らない「正しいビジネスマナー」

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日本ではタブー視されている宗教の話題ですが、多くの外国人にとって宗教は日常生活に密接に関わっています。知っておかないと「地雷」を踏んでしまうときもあるので、普段から外国の文化や宗教について会話に出して聞き出しておくべきです。

外国人との間ではタブーじゃない!

よく「政治と宗教の話題はタブー」と言われますが、実際のところ、宗教や政治の話をすることはまったく問題ありません。

外国人の多くは宗教を持ち、それに誇りを持っています。有名なビジネスパーソンの中にも、例えば敬虔なキリスト教徒で毎週末は必ず教会に行くということをオープンにしている人がたくさんいます。

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宗教の話題は、相手を深く理解する意味でも有用ですし、彼らの生活に浸透した宗教行事(ラマダンやお祈りなど)のことを知っておかないと時に仕事に支障が出ることもあります。

私がこれまでに外国人と宗教について話してきた経験から踏み込んで言えば、宗教の話をするほうが外国人から好かれやすいように思います。

日本人の場合は、「宗教の話を聞くことはできても、自分の宗教観を語るのは難しい」という人は少なくないでしょう。必ずしも深く語れる必要はありませんが、会話の中に皆さん自身の個性やオピニオンが垣間見えることは大切です。

例えば私の場合「日本には外国人がイメージするような宗教はないけれど、日本人には『武士道』という考え方があって……」などと説明したりしています。

皆さんも、自分なりに大事にしていることや信じているものなどについて会話に盛り込めるようにしておくことをお勧めします。

岡田 兵吾 Microsoft Singaporeアジア太平洋地区ラインセンスコンプライアンス本部長

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おかだ ひょうご / Hyogo Okada

同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア、デロイトコンサルティング、マイクロソフトのグローバル企業3社にて、シンガポール、アメリカ、日本の3カ国を拠点に24年間勤務。シンガポール移住16年目。現職マイクロソフトでは、日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの4カ国のライセンス監査業務の責任者を務める。日々10カ国以上の全世界の外国人と仕事をこなす。加えて、アジア域内の働き方改革をリーダーとして実現し数々の社内アワードを受賞。世界トップレベルの IEビジネススクール・エグゼクティブMBA取得。同校のアルムナイ・シンガポール支部初代会長。https://twitter.com/phoenix_hugo

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