英語業界でも流行「コーチング」は誰に向くのか

「ティーチング」「カウンセリング」との違いは?

「ティーチング」は、「ティーチャー」が持っている知識を与える行為。「トレーニング」は、「トレーナー」が持っているスキルを与えたり、スキル向上のための練習を指導したりする行為。この2つは、いわゆる「学習」と「訓練」というくくりで分けられるものの、直接的に「教える」という行為のよう。

「コンサルティング」は、「コンサルタント」が問題解決のための方法を与える行為であり、基本的にはこちらもどうすればいいかということを「教える」という行為ということで、ティーチングやトレーニングと同じ範疇に入れられます。

コーチングでは「教えない」

それに対して「カウンセリング」というのは、「カウンセラー」が質問をして「クライアント」の自己洞察を促進し、問題解決に導いていく行為です。「コーチング」というのは、「コーチ」が質問をして「クライアント」が目標達成のための行動を実践できるように導いていく行為なのだそう。

これら2つでは、行為者が「教える」ということはしません。「クライアント」に気づかせたり行動させたりするために、「質問」しながら本人の中にある答えを引き出していくということで、一緒にくくられています。

では、「カウンセリング」と「コーチング」は何が違うのかというと、「カウンセリング」の焦点が「問題」を解決することなのに対して、「コーチング」は「目標」を達成することであるという点。さまざまな人が言っていますが、「カウンセリング」は「マイナス解消」で、「コーチング」は「プラス創出」という見方ができるようです。

「ティーチング」「トレーニング」と「コンサルティング」については、プラス・マイナス方面、どちらにくくるかという点で意見が分かれるようです。ここでは、先ほど述べたように、「ティーチング」「トレーニング」は「知識やスキル」を与える、「コンサルティング」は「解決法やアドバイス」を与えるという差があるというのを押さえておけばよさそうです。

コーチングでは、大前提として「答えはクライアントの中にある」ということなので、知識のない初級者や経験のない初心者には、向いていないのだそう。スポーツでも、プロ選手には「コーチング」、アマチュアには「ティーチング」や「トレーニング」が向いていると言われているようです。

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