もはや調味料ではない!? 食べるラー油が新境地開拓

拡大
縮小


 食卓の脇役だったラー油に、熱い視線が注がれている。

きっかけは桃屋が昨年8月に発売した「辛そうで辛くない少し辛いラー油」。辛さを抑えたラー油の中に、かむとざくざくと音を立てるほど大量のフライドガーリックやフライドオニオンが詰まっている。

調味料というジャンルを超え、“食べるラー油”という新境地を開拓している。

桃屋はもともと「キムチの素」を手掛けるなど唐辛子を使った製品が得意。その技術を利用し、激辛ブームと内食回帰をコンセプトに画期的な商品開発に着手した。

「社長は素材にとことんこだわるタイプ」(桃屋)なため、ラー油は自社で抽出。外注した具材のフライドガーリックも、独自製法にこだわった。その結果、販売価格は350円程度にハネ上がり、社内からは「高すぎる」との声が上がるほどだった。

だが、心配は杞憂に終わる。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT