「口呼吸」続ける人が知らない超ヤバすぎる弊害 口臭、老け顔、無呼吸症候群にも繋がる万病の元

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すでに口呼吸の恐ろしさは十分に伝わったかもしれませんが、まだまだあります。厚生労働省が2017年に全国からランダムで選んだ5149世帯を対象に行った「国民健康・栄養調査」によると、平均睡眠時間が6時間未満の割合は回答者全体の4割近く、40代ではおよそ2人に1人という結果が出ています。

睡眠で休養が十分にとれていないと答えた人の割合は年々上昇しています。6時間以下の睡眠を2週間続けると、徹夜2日間の認知能力と同じになると言われています。また、意欲や集中力の問題だけでなく、うつ病やアルツハイマー認知症などの病気や死亡リスクも高まります。

よく「いびきをかく人」ほど要注意

こうした深刻な睡眠の質の低下、場合によっては睡眠障害を口呼吸は引き起こすことがあります。その代表的な例の1つが“いびき”。いびきの原因は肥満や飲酒、疲労もありますが、口呼吸もその1つです。口呼吸で眠ると舌はスポットを離れてしまいます。舌が下がればその付け根も引っ込むわけですから、空気の通り道は狭くなり、結果としていびきをかいてしまうのです。

さらに舌が下がりきって気道を塞いでしまうと、睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいと言われています。これは、文字どおり寝ている間に何回も呼吸が止まる病気ですが、呼吸が止まって体に異常が起こらないわけはありません。

トラブルが毎晩何度も、何年も続けば、脳と体へのダメージは蓄積していくばかりです。このように、口呼吸は「万病の元」といっても過言ではないほどの悪影響を体に及ぼしているのです。

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