錦糸町の「銭湯」41歳3代目が探る生き残りの道 コロナ禍に苦しむが応援してくれる人がいる

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3代目の新保さんは、現代的な楽しみを取り入れて伝統を守ろうとする新世代の銭湯経営者の1人だ。浴場にテレビ画面を設置したり、ロビーにシェアワークスペースを設けたり、ビールサーバーを置く銭湯もある。

東京・小岩で「友の湯」を経営する2代目の岩崎久雄さんは、ロビーに設置した鉄道模型と12匹の飼い猫を、長く続けられている理由に挙げる。

「何か特徴を持っていないとお客さんが来てくれない」と、岩崎さんは言う。妻の栄子さんによると、それでも非常事態宣言の間は客が半減したという。

錦糸町の新保さんは、 周辺にある銭湯18軒のうち、5年後に営業を続けているのは半分以下かもしれないと懸念する。姉妹店を改装することで、生き残るための新たな方向性を他の経営者たちに示せるのではないかと考えている.

「これがビジネスモデルとして成功するようであれば、同じようにやってみようという気になって、それが継承されていく」と、新保さんは話す。

クラウドファンディングで700万円を集めた

新型コロナの影響で、「黄金湯」の改装は延期された。風呂を沸かすなど営業コストは変わらないのに、客は減少した。それでも新保さんは計画を維持するため、クラウドファンディングで目標の2倍以上の700万円を集めた。

「正直、これですべてを埋めるのは難しい」と新保さん。しかし、多くの支援者が、戦い続けるようにと応援してくれたという。 「ものすごく勇気づけられた。日本人からも外国人からも、続けてほしいと期待されている」。

(Elaine Lies)

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