金価格はいったいどこまで上昇するのか? 1トロイオンス=2000ドル台はもはや通過点か

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さて、読者の最大の関心は、金価格が今後どのような動きになるのか、さらに、まだ投資のタイミングとしては遅くはないのか、という点であろう。結論から言えば、私は「金は買い続けるべきである」と考えている。

なぜ今後も「金は買い」なのか?

確かに、これから新規に買う投資家にとっては、過去最高値で買うというのは勇気と資金が必要だ。しかし、それでも私は、金を買い続けるべきであると考える。また、金投資の目的の一つが、株式投資のリスクヘッジであることを考えるなら、もし資産運用の一環で株式を購入する際には金も「同時に同額買う」というのが本来あるべき姿と考えている。

もっとも、一般的にはこのような考えはなかなか受け入れられてもらえないはずだ。なぜなら、金には金利がつかず、配当もないため「保有しておくだけで損が出るのでは」と考える投資家が多いからである。

しかし、この考え方は、重要な点で間違ってはいないか。金には確かに金利はつかない。だが今のようなゼロ金利時代には、金利のつかない金に投資すること自体にデメリットはない。また、実は過去50年の金と株式(アメリカのS&P500指数)のリターンを見ると、両者はほぼ同じなのだ。さらに過去20年で見ると、金のリターンは株式を大きく上回っている。つまり、金投資を行うことで、実際にキャピタルゲインも得られているわけである。

もちろん、一般的に金価格は株価とは逆相関であることから、同時に投資すればリスクヘッジにもなる。このような投資商品はあまりないだろう。また、1971年に金本位制が事実上停止され(ニクソンショック)、金とドルが切り離されたとはいえ、金には通貨に似た価値を見出す投資家が多いこともまた事実である。

そのドルが下落基調を強めているのだから、相対的に金価格が上昇すると考えるのは至極当然であり、セオリーとも言える。私はこれからアメリカが世界の中で相対的に凋落し、米ドルの価値も減価していくと考えている。ドルの価値はアメリカが超大国だからこそという部分が大きく、この考えに基づけば、ドルを保有することはできない。

ニクソンショックで米ドルと金が切り離された後、どうなったか。米ドルの発行に事実上制限がなくなり、結果的に価値は徐々に低下することになった。1971年以降、現在まで米ドルは基本的に下落の一途をたどっている。

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