カオスマップを眺めてみると、副業に属するジャンルの幅広さに改めて驚かされます。確かに、副業とは、本業を持つ人が手段を問わず本業とは別の副収入を得ることを指しますから、メルカリで稼ぐにしても家事代行で稼ぐにしても、副業になりえます。
冒頭で紹介した福田さんはアフィリエイトで稼いでいると言っていました。アフェリエイトとは、自分のWEBサイト(ブログ)などを通して読み手が商品を買うことで、広告主から成果報酬がもらえるという仕組みです。広告から収入を得るという点ではユーチューバーも同じ部類に属するといってもいいでしょう。魅力あるコンテンツを作ってチャンネル登録者を増やし、そこから広告収入を得ています。こうした稼ぎ方は副業としてかなりメジャーなジャンルではありますが、WEB上で人をひきつける魅力が必要となります。
もっともポピュラーなジャンルといえば、やはり「クラウドソーシング」でしょう。記事の執筆・ブログ記事のリライト(書き直し作業)・単純なデータ入力作業・テープ起こし・アンケートモニターなどなど、空いた時間にパパっと作業できるものが数多く募集されています。コロナ禍に端を発したリモートワーク中の副業としては、本業の仕事の合間にできたスキマ時間を使ってできるものを選ぶことが前提となるので、こうしたマイクロタスクといった部類の仕事は極めて相性がよいと思われます。
自分の時間を切り売りする
もっと簡単に自分の時間をお金に変えようという流れもあります。
その代表格がウーバーイーツでしょう。体力がないと話になりませんが、それ以外に何か特別なスキルは必要なく、ほかの領域に比べてハードルが低い副業といえます。気軽に登録ができて、髪型や服装も自由。1時間だけでも週末だけでも、働きたいときにアプリをオンラインにすれば、いつでも自分の好きな時間で働くことができます。
資格や履歴書も必要なく面接さえありません。こうしたお手軽感も手伝ってか登録者が劇的に増加。緊急事態宣言下の外出自粛期に宅配需要が拡大する中で、トレードマークのあの四角いバッグが、本来4000円のところ一時期ヤフオクでは2万円で取り引きされるくらいの人気ぶりでした。
「わたしの30分、売りはじめます」。こんなキャッチコピーで自分の時間を切り売りできる副業サービスもあります。タイムチケットというサービスがそれで、まさに30分単位で自分のスキルをチケットにして販売できます。
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