「男性の結婚年齢ランキング」が示す婚期の現実 男性の"結婚適齢期"は統計的にいつなのか

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筆者は理系寄りの文系アタマであるためか、「平均年齢」だけを見聞してライフプランを語る人が存在する怖さを感じます。どういうことか、男性の平均結婚年齢について考えてみましょう。

2018年の男性の平均結婚年齢は33.5歳と過去最高齢です。この数字だけをマスコミなどが報じることによって、「そうか、男は34歳くらいに結婚しているのか」と結婚希望のある男性が思い描くことがあるとすれば、そのリスクは非常に大きいといえます。

まず、この平均結婚年齢、実は再婚男性が大きく引き上げています。初婚男性だけで見ると、31.1歳まで下がります。しかしこれを見ても、「そうか、30過ぎたら考えようか」とイメージしてしまう男性も少なくないのではないでしょうか。

初婚男性の結婚適齢期は20代後半に集中

以上は、平均の仕組みをよく理解していないために起こる考え方です。あくまで平均ですので、結婚というイベントが一気に33歳や31歳で発生しているわけがありません。当然ながら、その前後に散らばって発生しています。

また、その発生の散らばりも各年齢で均等ではありません。「散らばりの分布」を見ないうちから、「こんなものでいいだろう」的ライフデザインは語ることはできない(リスクが大きい)のです。

以上を念頭において、「初婚+再婚の全男性」「初婚者のみ」「再婚者のみ」の3パターンそれぞれの最新バージョンの結婚年齢ゾーン・ランキングを確認したいと思います。

結婚生活に入り、婚姻届も提出した(以下「結婚」と表現)男性のうち、最も多かったのは20代後半男性でした。32%ですので、およそ3組に1組の男性は20代後半での結婚だったことが示されています。次に30代前半の結婚が23%ですが、4組に1組弱にまで減少します。

平均年齢だけで結婚時期をイメージしてしまうと「30過ぎで決めればいい」という考えになりがちです。そのような人にとって、このランキング結果は意外な結果といえるのではないでしょうか。

また、30代後半ともなると14%で7組に1組となり、20代前半の男性の結婚の11%(10組に1組)の確率に近づきます。

次ページ初婚男性だけに絞って見てみると…
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