スタバとタリーズ「グッズ戦略」の決定的な違い キャラとのコラボか、独自商品の打ち出しか

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一方、スターバックスにはキャラクターとのコラボ商品が少ない。これは同社のロゴ「サイレン」(ギリシャ神話の2つの尾を持つ人魚)が目立つのもあるだろう。

「基本的には抽出器具やドリンクウェアといったコーヒー関連が中心で、飲食とオフィスなど周辺商品に絞っています。最近ではジャーナルブック(特製ノート)やエコバッグといった生活周りの商品も人気があります」

スターバックス コーヒー ジャパンの広報担当はこう説明し、続ける。

「2000年代はTシャツや音楽CDも手がけ、ベアリスタも頻繁に発売していました。その前はアメリカ本社開発の直輸入グッズで、やがて日本独自で開発するようになり、現在のようにアイテムを絞り込んだ――という流れになります」(同)

例えば、昨冬から実店舗とオンラインで販売するマグカップの中には、「マグアイコンズグリーン」(355ミリリットル、1500円+税)もある。これは招き猫や富士山、だるまなどのアイコンとサイレンが同居、サイレンもチームの一員のような存在だ。

スターバックスの象徴「サイレン」は、圧倒的な存在感だ(筆者撮影)

独自グッズを販売する店もある。2019年2月に開業し、東京の新名所となった「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」(東京都目黒区)で、ここの品ぞろえは独特だ。

「『圧倒的な空間』や『のめりこむようなコーヒー体験』を訴求し、独自のグッズも取りそろえています。例えばビームス創造研究所とコラボしたグッズもあります」(同)

店の来店者には観光客も多く、わざわざ訪れる場所の記念品としての役割も持つ。

コーヒーカップは「和モダン」が人気

昭和時代の喫茶店には、さまざまな役割があったが、少し特別な場所と位置づける店もあった。例えば首都圏で約90店を展開する「喫茶室ルノアール」は、当時「ロビー風喫茶」を掲げた。ホテルのロビーのような雰囲気の喫茶店、という意味だった。

個人店(個人経営の店)でも、カウンターの後ろに「ロイヤル コペンハーゲン」(デンマーク王室御用達)や「ウエッジウッド」(英国王室御用達)などの高級洋食器のカップをそろえ、マスターがコーヒーを淹れて、これらのカップで提供する店もあった。

いま、そうした上質感を訴求する店は激減した。コーヒーカップも洋食器よりも和食器が人気だ。タリーズもスターバックスも特別仕様で「和モダン」なカップを手がけている。

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