「感じのいい人」が知っている"気配り"の本質 細かいマナーよりももっと大事なこと
季節のあいさつなのか、誕生日プレゼントなのかなど、用途や目的に応じて、相手が喜ぶものを選んで贈る。
しきたり、慣習、行事などにとらわれることなく、そのときの状況や気持ちで贈る。
贈り物には、お祝いやお詫びなど、さまざまな用途や目的がありますね。
最も大切なことは、儀礼的な贈り物ではなく、真にお相手を思う気持ちからなる贈り物であるかどうかです。
目に見えない気持ちや心を、目に見える形や耳から聞こえる音、言葉にすること。時期にとらわれないことで、かえってサプライズとなり、印象に残る贈り物になるでしょう。
品物は、用途や目的によって異なりますが、お中元やお歳暮などでは、「自分がこれを贈りたい」という自分中心の思いではなく、相手に「これをお贈りしたら、日常でお役に立てる」かどうか、「喜んでいただける」かどうか、を考えた品物を贈ります。
手書きのメッセージカードやお手紙を書き、贈り物に同封すると、一層気持ちが伝わりますよ。
贈る時期についても、それぞれに目安がありますが、それを過ぎたら贈ってはいけないということではありません。
世の中に完璧な人はおりません。それぞれに事情があり、遅れるときもあるでしょう。
例えば、「お歳暮」の時期を逃したら、「お年賀」として。お年賀の時期を逃したら「寒中お見舞い」、それ以降は「余寒お見舞い」や立春の日の「立春大吉」などの機会があります。
相手を思って、形以上のおもてなしを
以上、日常的な3シーンを挙げてみましたが、いかがでしょう。
マナーのカタチにとらわれすぎず、相手を思って柔軟に行動することで、マナーの型や形以上のおもてなしができることもあるのです。
マナーの基本を踏まえたうえで、少し型を崩す。
例えば私は、和服の帯留の代わりに、バレンタインデーにはハート、クリスマスにはサンタやトナカイのブローチをつけたりします。帯留ではなくキラキラブローチをつけていると「こんな使い方もあるのですね!」「すてき」などのお声をいただき、見知らぬ人からも話しかけられます。
幸せの女神は、既存を超えた相手様を喜ばせる柔軟な発想、思いやりのアイデアに微笑んでくれるのです。
ぜひみなさんも、お互いをハッピーにする“ワンランク上のさりげない気くばり”を実践し、互いにほほ笑み合える毎日をお過ごしください。
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