世紀の合併が終焉、タイム・ワーナーから分離したAOLの静かな再出発


 不毛な合併の責任を取る格好で、合併の立役者たちが次々と去っていく。02年5月にはタイム・ワーナー出身のジェラルド・レビンCEOが退社したほか、翌年にはAOL出身のスティーブ・ケース氏が会長を辞任。その後、旧タイム・ワーナーの経営陣が返り咲き、03年は社名から「AOL」が外された。

「ネットに対するビジョンを持ち、社員を一つにまとめられるリーダーが去ったことで、社内の分裂が一段と進んだ」と1999年から7年間AOLに在籍した元社員は話す。AOLは自力でコンテンツ強化を図り、05年にグーグルと提携したが、検索やSNSが主流となる中で低迷が続く。そして、07年には「血の火曜日」と呼ばれる技術者の大量解雇も行うことになった。


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米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。