Aさんは一晩ですべてを壊してしまった自分を心の底から後悔していました。そして、女性分の成婚料も負担したうえで、「私が失礼なことをしたために彼女の人生をふいにしてしまうのは申し訳ない。彼女は退会させずに、ほかのいい男性と結婚してほしい」と彼女の活動金の支払いを申し出ました。
しかし、女性のショックは相当なもので、活動をひとまず休むことに。彼女も彼女で「結婚はお金さえあればいいと思っていたけど、そうではないことに気づいた。頭を冷やします」と、思うところがあったようでした。
ファッション、鼻毛、ニオイ、解決するのは簡単
Aさんは自分を過信していました。仕事で成功しているのだから、婚活でもありのままの自分で勝てると思いこんでいました。だから、女性の好みに合わせて髪型やファッション、ふるまいを変えることに対して「媚びたくない」と言い放っていましたが、それは「媚び」ではありません。スタートラインにつくために最低限しなければならないことです。
外見だけの問題ではありません。相手に合わせることを拒否する人は、お見合いに行っても会話のキャッチボールができないので嫌われる。こうして何年も結婚できずに婚活し続けている人は少なくありません。
一方、女性側にはよく「頭髪が薄いとか太っているとか、パッと見の印象ばかり見ないで、男性の仕事や経済力、人間力などをきちんと見て判断しなさい」と口を酸っぱくして伝えています。男性が「女性に合わせてもいいよ」という気持ちになりさえすれば、外見はどうにでも変われるのです。
エリート男性は、お金はあるのだから、うまい具合にのせて一緒に買い物に行き、上から下までセットで買えばいい。弊社内にも美容室があるので、目の前でカットしてもらえばいいのです。そして、1000円程度の鼻毛カッターをプレゼントすれば完璧(笑い事ではなく、鼻毛が出ている男性は非常に多いんです)。こうして互いに歩み寄れば、外見問題の6~7割は解消できます。
もう1つ、忘れてはいけないのがニオイ。自分のニオイに無頓着な男性は多く、お見合いでも女性から「くさい」というクレームは頻繁にあります。
加齢臭だけでなく、ゴミの日まで部屋に溜めている生ゴミのニオイがしみ込んでしまっているのかもしれません。ただ、ニオイも解決するのは簡単。デートのときにおうちに行って掃除してあげればいいんです。これで消えます。
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