中国テレビ市場、安価な液晶テレビが売れ続け泥沼の価格競争に



 ノートPCやデジタル一眼レフを所有する一般的な中国人が、さらなる新機能やスペックアップを求めて新機種を買い換えることはまずない。そうした前例から、薄さに“ささいな”違いがあるLEDテレビが人気を集められるかは微妙だ。

大多数の中国人消費者にとって、ブラウン管テレビからお買い得な液晶テレビへの買い換えは魅力的だが、そこから先、中国的次世代液晶テレビへの買い換えは少なそうだ。

熾烈な価格競争を逃れようと思えば、「LEDテレビでなければテレビにあらず」「これからはテレビでネットができなければ時代遅れ」という風潮を一般市民に浸透させなければならないだろうが、それが成功する可能性は小さそう。今年はますます中国テレビメーカー間で過酷な価格競争が進みそうだ。

やまや・たけし
中国内陸部在住のIT専門ライター、中国のIT事情を中心に取材・執筆。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち(ソフトバンク新書)」。

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