「最近つまらない」と嘆く人がすべき1つのこと ベストセラーを連発する編集者の“頭の中"
すごいサッカー選手は、ピッチに立っていながら、試合を上から俯瞰して見えているなんてことを言いますが、俯瞰化することで見えないものが見えてくることがあります。
ノートを書く目的のひとつもそこにあります。俯瞰化、見える化、整理によって、想像以上の答えが見つかることがあるわけです。
1テーマを1枚にまとめることがポイント
では、具体的に「思考ノート」の書き方を紹介します。僕がおすすめするやり方はこんな簡単な方法です。
2 ゴール(目的)をノートの真ん中に書く
3 現状の課題をノートのまわりに思いつくままに書く
4 課題の整理、課題を「考える」ことを実践していく
5 書き出したことの中で関連性があるものを線で結び付ける。そこから気づいたこともどんどん書き込んでいく
6 とくに重要と思うものにマーカーを引く
事例を紹介しながら、具体的な書き方を詳しく紹介していきましょう。
テーマは「社員の離職率を下げることを考える」です。
まず真ん中にゴールを書き込みます。「離職率を下げる」がゴールなので、それを書き込みます。
次に、本やネット情報を読んで得た「離職率」に関するインプットをベースに現状の課題を書き込みます。このとき、ここにはダラダラと書き込むのではなく、ポイントのみを箇条書きで書き込みます。
課題を書き出したら、そこから離職率が高い会社について、さまざまなデータを比較しながら分析していきます。
すると、いくつかポイントが見えてきます。「会社に未来が感じられない」「人間関係に問題がある」「仕事がつまらない」「給与、待遇に不満がある」。大きく分けるとこのあたりがポイントになってきます。
今度は、そのポイントごとに「考える技術」を使って解決策を見つけていきます。
ここで活用している詳しい思考法は、拙著で紹介していますが、これらを使って、さまざまな角度から検討し、離職率を下げるために何をすべきかを具体的に書き出していきます。
こうして考えを深めていくことによって「離職率を下げる」ために行うべきことが明確になります。あとは実践あるのみです。
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