長期休校が不登校支援の現場に示した「可能性」 オンラインは悩める生徒の「居場所」になるか

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教育現場や家庭にさまざまな混乱をもたらした、小中高校の長期休校。しかし、不登校支援の現場ではポジティブな変化の兆しも……(写真:タカス/PIXTA)

「妻は私立小学校の教員。臨時休校になってから毎日授業用資料を作ってWeb上で生徒達に課題を出して、それに生徒が回答を返す形で授業代わりのことをしていますが、一番レスが早い生徒が、普段は不登校気味な子らしく、実は一番学びたがっているのに学校に来れないという事象が如実に表れているそう」(原文ママ)

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために休校となった学校では、生徒に向けたオンライン授業の実施やプリント学習などさまざまな対応がとられた。そんな中、Twitterでは、4月30日にゆんたく。さんが投稿した内容に13.7万の「いいね」がつき、話題となった。

長期にわたった休校期間は、実際に不登校の生徒たちにどのような変化をもたらしたのか。当事者たちに話を聞いた。

コロナが生徒の心に火を付けた

フリースクールで通信制高校のサポート校でもある「熊本学習支援センター」では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校をきっかけに、5月1日からセンターの利用者向けにオンライン授業を開始。11日からはセンターを利用したことのない一般向けにも公開した。現在はオンライン授業を併用しつつ、リアルの場での支援も再開している。

2015年4月に設立された同センターは、家庭で孤立する場面が多い不登校生徒を外に連れ出すことを目的に立ち上げられた。現在は小5から高3(通信制・定時制)までの約70人が通っている。

センター長を務めるのは、元私立学校教員の仙波達哉さん。オンライン授業への移行は簡単なことではなかったと振り返る。

「オンラインは気軽につながれる点がメリットだが、指導者との信頼関係が構築されていないと指導が難しい。教員から生徒に一斉配信するタイプの授業だと、自分のペースで学習を進められないため、ハードルが高く、マンツーマンのオンライン指導が必要だった」

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