目標はかえって働く人の「生産性を低下」させる 優秀な人にとって目標は天井になってしまう
毎年の決まった時期、必ず作らされるのが目標です。その理由は、主に3つあります。
②目標の達成度合いを測ることで「客観的な評価」が可能になるから
③チームで目標を連携させることで、全員が同じ方向を向き、業績が促進されるから
働く個人にとって、企業の上役にとって、そしてチームビジネスという団体競技上、目標は有用というわけです。しかし、労働科学の分析では、これら3つはすべてそのとおりでないことが判明しています。
目標を課すことで生産性向上につながるのか
まず、目標を上から課すことが生産性向上につながることを示す証拠は1つもありません。それどころか、正反対の影響を及ぼし、業績がかえって下がってしまうことを示す証拠は山ほどあります。
雨の日にニューヨークでタクシーを捕まえようとしたことはあるでしょうか? 簡単なことではありません。やっとタクシーが来た、と思ったら、先客が乗っている。そんなことが何度も繰り返されます。

















